北原 辰巳
中島 裕典
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図1) |
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【 研究概要 】
PEFCの性能向上にはガス供給と生成水排出を効率的に行えるガス流路の設計が重要である。
サーペンタイン形セパレータ流路はパラレル形と対向櫛形の特徴を併せ持つ「パッシブハイブリッド形」と言える。本研究では対向櫛形流路とパラレル形流路の両者の流量割合を任意に設定できる「アクティブ」ハイブリッド構造流路を設計・開発し、最適流量比を追求した。
右下図実験結果から、パラレル形(流路部100%,リブ部0%)よりもバルブ開度40%時(流路部90%,リブ部10%)、さらにバルブ開度30%時(流 路部75%,リブ部25%)と性能が向上している。よって、セルに供給するトータルの流量が同じ場合、対向櫛形流路によるリブ部を通るガス流量割合 を増加させることでPEFC運転時の出力電圧が向上することがわかった。本研究成果は最適流路形状の開発に有用と考えられる。
【 関連キーワード 】
ガス流路
| 対向櫛形流路
| 燃料電池
| ハイブリット形流路
| パラレル形流路
| 物質移動
【 関連URL 】
http://www.mech.kyushu-u.ac.jp/~fcsl/
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