安尾 しのぶ
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図1) |
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【 研究概要 】
【概要】
マウスの体内時計に影響を及ぼすアミノ酸を同定した。体内時計撹乱モデルマウスを確立し、評価手法も整っている。
<意義・必要性>
現代社会は24時間型社会と呼ばれ、シフトワークや24時間営業の増加などにより、体内時計の乱れが問題となっている。体内時計の乱れは睡眠障害や肥満、糖尿病、高血圧、がんなどの発症リスクを高めることが解明されてきている。体内時計を調節できる栄養素を用いれば、体内時計の正常化を通じて病気予防に貢献できる可能性がある。
<手法>
マウスの行動リズムや時計遺伝子の発現に影響を及ぼすアミノ酸を同定している。また、体内時計撹乱モデルマウスとして、明暗周期の乱れにより時計遺伝子や細胞周期関連遺伝子の発現に異常を示すマウスを確立している。
【シーズの優位性】
・アミノ酸は生体内に代謝系があり、副作用の危険が少ない
・アミノ酸の投与時刻や組み合わせにより、効果を最適化できる可能性がある
・体内時計の出力ホルモン(メラトニン、グルココルチコイドなど)に影響を及ぼすアミノ酸も見つかっている
【シーズの応用可能性】
・シフトワーカーなど体内時計が乱れやすい職における栄養学的ケア
・慢性的な夜型などの生活の乱れを改善する栄養
・概日時計関連疾患に対する栄養療法
【 ファイルダウンロード 】
添付ファイル1
【 関連キーワード 】
アミノ酸
| 体内時計
| 時計遺伝子
【 関連URL 】
http://www.agr.kyushu-u.ac.jp/lab/lrmb/
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