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土壌中元素形態解析を活用した農業・環境分野における技術開発 2016.07.25

森 裕樹研究者情報
図1)
図2)
【 研究概要 】 【概要】 
土壌中の養分(特にP, K)や汚染物質(重金属 Cd, Pb やオキソ酸 As, Seなど)の挙動に大きく影響する対象元素の化学形態を分析・解析することによって,土壌の養分診断,および,汚染のリスクや浄化技術の評価・開発が可能である.

<意義・必要性>
土壌中の元素は,土壌粒子の間隙水の間で生じる化学反応の結果として様々な化学形態をとっており,これが土壌中の元素挙動に大きく影響する.土壌中元素の化学形態を正確に把握することは,土壌の養分状態,または,土壌汚染のリスクや浄化技術を評価・改善するために重要である.

<手法>
土壌の間隙水採取または様々な抽出法による化学分析,X線を利用した元素形態分析,熱力学的定数を利用した化学平衡計算により,多角的に土壌の化学形態を分析し,経時変化を追跡する.

【シーズの優位性】
土壌は様々な鉱物や有機物からなる混合物であるため,化学的に単純な系と比べて現象の解析が難しい.土壌の物質科学に関する知見のもと,メリット・デメリットの異なる複数の手法を併用することで,これまで困難であった土壌の養分または汚染物質の挙動を明らかにすることができる.

【シーズの応用可能性】
・農業:土壌の養分動態解析に基づく土壌診断・土壌蓄積養分の有効化,水耕栽培の培地や培養液の最適化
・環境浄化:土壌汚染や排水浄化技術の開発,評価,改善
・リサイクル:工業副産物・廃棄物の土壌改良資材としての活用
【 ファイルダウンロード 】   添付ファイル1
【 関連キーワード 】 土壌化学 | 土壌養分 | 土壌汚染 | 化学形態分析 | 数値モデル化 【 関連URL 】  http://www2.bpes.kyushu-u.ac.jp/~www-dojo/

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